I”s<アイズ>の作品情報
書籍情報
タイトル | I”s<アイズ> |
著者 | 桂 正和 |
連載 | 週刊少年ジャンプ |
出版社 | 集英社 |
連載開始 | 1997年19号 |
Amazonレビュー | ★4.6 / 5 | 97件(1巻・2022年12月現在) |
掲載情報
本作品は一部無料で読むことができます。
2022年12月現在、少年ジャンプ+で序盤の数話を無料で読むことができます。それ以外の話を読むにはポイントの購入が必要なため、お試しで読んでみて面白いと思ったら単行本の購入を検討してみてください。
I”s<アイズ>のあらすじ
Comiewタグライン
高校生の一貴は、思いを寄せる伊織とパーティー実行委員に任命される。素直になれない一貴は伊織との間に様々なすれ違いを起こす。関係性がなかなか発展しない中でかつての幼馴染や好意を抱く後輩の登場など、周囲の人間模様に翻弄されながらも少しづつ距離を近づけていく。
Amazon作品紹介
瀬戸一貴は私立湾田高校2年生。密かに恋心を抱くクラスメイトの葦月伊織と、新入生歓迎パーティの実行委員に選ばれ、打ちとけるきっかけをつかんだ。自分の部屋に初めて伊織を招いた一貴だが、そこに突然、彼を想う幼馴染み秋葉いつきが現れる…。桂正和の描く美少女の魅力があふれる純愛物語の傑作。
Amazon作品紹介
I”s<アイズ>の心に残ったワンシーン
あたし・・・ここを引っ越そーかと・・・瀬戸さんのそばにいると・・・・・・・
ホントに好きになっちゃいそーだから・・・
I’s 9巻 (文庫版)
最終局面で、色々と主人公を取り巻く恋愛模様に決着がついていく時期。最後に出てきたヒロイン藍子さんの台詞。
メインヒロインとこの藍子さんの他にも数人、ヒロインが出て主人公に玉砕しているのですが、この局面になると学生生活を終え一人暮らしでできた大人の人間関係や、メインヒロインの伊織との関係性の変化などもありビターなほろ苦さを味わうことができたので一番記憶に残ったヒロインです。
高校時代の「いつき」との別れの切なさもよかったですけどね。
I”s<アイズ>の感想
小学生の頃にリアルタイムでジャンプに掲載されていて、こんなエッチな漫画が読めるなんてと興奮しながら読んでいた記憶があります。ストーリーとして高校から始まり大学(浪人)生活という当時は未知だった大人の世界、そして桂正和氏の画力により少年誌に掲載してはいけないぐらいセクシーに描写されたパンチラ等等が記憶に残っていました。
改めて大人になった今読み返してみるとなんとも言えない甘酸っぱさやほろ苦さを味わうことができる味わい深い恋愛ドラマであることに気づきました。
I’sは、主人公の一貴がメインヒロインの伊織を含め、Iのイニシャルの名前にもつ女性達と出会い、人間関係を築いていくという物語ですが、別にIがつく女性から好かれる呪いとかそういうノリではなく、女性の名前はたまたまでファンタジー要素は一切ありません。
幼馴染の女の子との同棲が突如始まるなど多少のご都合主義はありますが、数人の女性から好意を向けられ、誰を選ぶのか、というハーレム漫画でもありません。
きっちり一人一人と向き合いながらも人間として成長していく物語であるため、しっかりと登場人物に対して感情移入することができる良い漫画でとても面白いです。
I”s<アイズ>の著者
著者は桂正和氏、I’sと同様の恋愛ドラマである電影少女などでヒットを飛ばしている週刊少年ジャンプの大御所作家です。
同じジャンプ作家ということで鳥山明氏と親交があり、その縁で「カツラアキラ」という鳥山明氏とのコラボ漫画も刊行していたりもします。
このカツラアキラ内には鳥山明氏と桂正和氏の対談が載っており、その中で、鳥山明氏が桂正和氏に対して、ドラマッチクにしたがると評しています。I’sにおいても「いつき」に関する展開はまさにドラマチックそのもので、その評価も納得です。
漫画家の、しかも鳥山明との対談を読める機会はそうそうないので、もし興味を持ったら是非、カツラアキラも見て欲しいと思います。
I”s<アイズ>はこんな人におすすめ
ファンタジー要素はなく、絵柄もリアルよりな作品のため、ドラマのようなラブストーリーが好きだけど、ハーレムものは少し・・という方にはちょうど良いと思います。
男性視点でのご都合主義が多いからか、周囲の女性にはあまり刺さらないようなので、あくまで男性向けの恋愛漫画にはなるとは思いますが・・・。
Kindle版は以下のAmazonリンクから購入することが可能です。
コメント